「職場の人間関係・改善術」苦しみ続けた私に効果があった24の方法

「会社に行きたくない」「あの人のこと/職場のことを考えただけで憂鬱になる」そんな経験はありませんか?

職場での悩みやストレスの原因には「人間関係」が多いことが、厚生労働省の調査でも挙げられています。睡眠を除けば人生の半分以上を仕事に費やすため、状況が変わらないままでは辛すぎます。

人間関係のストレスは仕事に支障をきたしますし、ひどい場合はうつ病や慢性的な体調不良になるケースは後を断ちません。かつての私も同じような経験をしました。「普通の心理状態」ではいられず、心身ともに疲弊した経験があります。正直なところ早く何とかしたいですね。

そこでこの記事では「私が試して効果があった方法」を中心に、職場の人間関係を改善する方法をまとめました。

・人間関係やコミュニケーションが苦手。
・自分の意見を伝えたり表現するのが得意ではない。
・感情的になりがちで周囲と衝突してしまう。
・自ら人間関係を壊すパターンがある。
・自信がなく人間関係でおどおどする/人と距離を置いている。
・人を動かすコミュニケーションのとり方を知らない。

人間関係に悩んだ当時の私は必死にもがきながら、「コミュニケーション」「感情のコントロール」「自信の高め方」「人間心理(心理学)」について学びました。それらは状況の改善につながり以下を知ることになりました。

・「人を動かすコミュニケーションで相手の反応が変わる」
・「自信のある話し方と立ち振舞いは相手の態度を変える」
・「自分を高めるほどレベルの低い相手の言動に影響されなくなる」

以上の経験から、今のストレス指数がいくつでも「職場の人間関係を改善する」ことはできます。そして「あなたの人生」をより良くするきっかけになるはずです。この記事が少しでもお役に立てば嬉しく思います。

※人によりシビアな状況、とんでもない相手に悩んでいるケースがあると思います。そんな時は「逃げること」「然るべき場所や人に相談する」ことも最善の選択です。

1.相手の反応を変えるコミュニケーション 

「人は自分に似た相手に対して好感・親近感を抱き、心を開く」

上記は類似性の法則です。人は自分と似た相手に対して、無意識に心地よさを感じ、警戒心を解き、好意的な態度を取ります。こうした心の動きに沿ったコミュニケーション重ねることで人間関係を改善したり、相手の態度を緩和するケースは多くあります。

また自己重要感という言葉をご存知ですか?

自己重要感とは「自分のことを価値ある存在だと思いたい」という人が本能的に持つ、強い承認欲求です。そして自己重要感を満たしてくれる相手に対して好意的になります。現在うまく行ってない人間関係においても使えます。

1-1.信頼関係(ラポール)を築く
「人は自分に似た相手に対して、好感・親近感を抱き、心を開く」

このような心の動き(類似性の法則)に沿ったコミュニケーションにより、相手からの好感、親近感、共感を得やすくなり、信頼関係(ラポール)を築けるようになります。

あなたに対する相手の感情が、肯定的、好意的なもの変わってくるため、職場の人間関係にも有効です。使い慣れるほどコミュニケーションに自信もつき、様々なタイプの人と信頼関係を築けるようになります。

信頼を築くコミュニケーションというと「相手との信頼関係を望んでいない」方には違和感がありますよね。その場合は「関係性を改善する」「相手の態度を緩和させる」という目的で大丈夫です。

私の場合、下記のように職場の人間関係で悩んだ時は、まず最初に自分のコミュニケーションを見直しました。

・独裁的な上司、暴力的な先輩に悩んだ時
・仕事中に無視され、仕事にならない時
・周囲へ誤解を生み、関係性が悪化した時

など
効果てきめんで、相手の言動が好意的になったり、きつい態度が緩みました。さらにしつこく続けた結果、職場の人間関係が改善されたり改善につながるきっかけが生まれたのです。

特に意識したのは、徹底して相手の話し方に合わせ、相槌や頷きずきを多用し、相手の言葉を繰り返すことでした。

こうした信頼を築くコミュニケーションのとり方はシンプルで下記にように行います。

・話し方を合わせる(話のスピード、リズム、テンポ)
・使う言葉を合わせる(相手が使っている言葉を使う)
・時折、話を伝え返す(◯◯なんですね・・・など)
体の動きを合わせる/似せる(姿勢、表情、体の動き)
・頷きずきや相槌を使う/合わせる
・呼吸を合わせる(上級テクニック)
・価値観に共感する(相手が大切にしていること)

※これらの方法は、心の動きに沿ったコミュニケーションに詳しい「心理学NLP」のスキルで、ラポールスキルと呼ばれています。
もちろん職場の人間関係に悩みやストレスを感じている時「どうして私が、あの人に合わせる努力をしないとだめなの・・・」と思うかもしれません。

それでも自分のために人間関係を改善する必要があるのなら、必ず押さえたいのが「信頼関係(ラポール)を築くコミュニケーション」です。

すでに人間関係が壊れていたり、相手がよほどの人でない限り、しつこくラポールスキルを使うことで状況を変えていくことができるはずです。

 

今日はここまでです。次回は笑顔と笑いについて心理学的に説明していくので是非チェックしてください。

 

また、後にノートの方でより有益な情報を販売していくので興味がある方は損はさせませんのでご購入ください。

 

では、また。

アドラー心理学に学ぶ「対人関係で役立つ」6つの視点

ちょっと感度の高いビジネスマンであれば、「アドラー心理学」というものを一度は耳にしたことがあるだろう。アドラー心理学が話題になった発端は、2013年12月に出版された『嫌われる勇気  自己啓発の源流「アドラー」の教え』だ。1万部売れれば御の字の心理学書籍の中で、発売から2年間で86万部を超えるベストセラーとなった。


 「対人関係の心理学」と呼ばれるアドラー心理学は、対人関係の課題を抱える多くのビジネスマンから注目を集めている。

 ビジネスで最も重要なのは、人である。ゆえにビジネスにおいて、組織の対人関係の問題を解決する能力というのは重要だ。本書『コミックでわかるアドラー心理学』には、対人関係の問題を解決するために役立つ知識や人を深く理解するための本質的なエッセンスが凝縮されている。

 

アドラー心理学からの視点①:人間の行動を原因論で考えるのをやめる
 職場に理解できない行動をとる人はいないだろうか。「なぜ、この人はこんなことで怒るのだろう」と思うような――。その時、多くの人はその行動をする原因を考える。昨日、悪いことがあったのではないか、もともと怒りっぽい性格なのだろうかと。

 しかし、アドラー心理学では、その行動の目的を考える。つまり、その人はなんらかの独自の目的を達成するために「怒る」という行動をとっていると考えるのだ。このように考えるだけで、今まで理解できなかった人のことを受け入れることができるようになるだろう。多様な価値観、個性を尊重する、その姿勢は組織の対人関係の課題を解決するのに必要不可欠な姿勢といえよう。

 

アドラー心理学からの視点②:無意識も感情も使うのは「私」という個人
 通常、無意識と感情は別と考える。なぜなら、感情はコントロールできるが、無意識はコントロールできないからだ。しかし、アドラー心理学では、無意識も感情も、私という個人が使うという観点では同じものだと主張する。どんな感情も無意識の行動も、私という個人が達成したい目的があり、それを成し遂げようするために生じるからだ。

 もし、怒りや後悔、嫉妬のような負の感情に支配されて苦しい時は、「私個人はこの感情を使っていったい何を達成したいのだろうか」と考えてみると、感情の支配から抜け出し、その苦しみから逃れられるだろう。人が無意識に行う行動や感情には、必ず目的がある。そう考えることで、より深く人を理解できるようになるはずだ。

 

アドラー心理学からの視点③:トラウマは存在しない
 「過去のある出来事がトラウマで出来ない」と、トラウマという言葉は気軽に用いられる。しかし、アドラー心理学では、トラウマは存在しないと考える。人はあらゆる出来事に意味づけし、自説を立てる。そして、その自説を強化する方向へと意味づけする傾向にある。そう、トラウマも自分の自説を強化する意味づけの一つであり、できない理由を作り上げるための言い訳に過ぎないのだ。トラウマを使い続けると、嫌なことから逃げ、本質的な課題を先送りにしてしまう。つまり、「できない」は「やりたくない」だけなのである。

アドラー心理学からの視点④:たった一つの勇気で、人は変われる
 人間の行動とは、有用性で成り立っている。性格の根にあるのは、「こう振舞ったほうが自分の人生にとって生きる上で役立つ」という学習の積み重ねである。つまり、人が無意識にとる行動や感情、性格は、その人が生きる上で最も有用性を感じたものから構成されている。ゆえに、人が変わるにはある勇気が求められる。

 それは、自分が不完全であることを認め、間違いを指摘されても受け入れることができる勇気である。それだけで人はいくらでも変わることができる。

 

アドラー心理学からの視点⑤:向上心の無い人間はいない
 「なんでこの人はこんなにやる気がないのだろうか」。一流のビジネスマンを目指す向上心の高い読者であれば、そう思うことはあるだろう。しかし、どんな人間にも向上心は存在するのだ。

優越感を求めるために誤った方向に進んだ人をどのように援助できるだろうか。優越性の追求が誰にでもあるということを認めれば困難なことではない。その時、我々は彼らの立場に身を置き、彼らの闘いに共感できる。
出典:『コミックでわかるアドラー心理学』 向後千春

 アドラーの提唱する幸せはたった一つ。皆に認められ、自分で自分を認めること。人それぞれなのは、その幸せを手に入れるために何をするべきだと感じているのか。

だれでも必死にその環境で認められようとしているだけ
出典:『コミックでわかるアドラー心理学』 向後千春

 

人は誰もがその環境で認められたいと思っており、そのための努力の仕方は人それぞれであるということを前提として持っておくだけで、人の見方が柔軟になり、より深く人を理解できるようになるだろう。

 

アドラー心理学からの視点⑥:劣等感は価値へと昇華する
 人は誰もがなにかしらの劣等感を抱えている。その劣等感の多くはマイナスなものとして扱われ、妬みや嫉みなど負の感情を喚起させるため、持つべきではないと言われている。しかし、アドラー心理学では劣等感は価値へと昇華するものだと考える。というのも、人は劣等感を持つからこそ、それを努力で補填したいという向上心が生まれる。

優越感を求めるために誤った方向に進んだ人をどのように援助できるだろうか。優越性の追求が誰にでもあるということを認めれば困難なことではない。その時、我々は彼らの立場に身を置き、彼らの闘いに共感できる。
出典:『コミックでわかるアドラー心理学
 劣等感を払拭し、優越性を追求するというのは誰もが持つマインドであり、だからこそ努力し、それを補填しようとする。その行動の仕方は様々だが、どんな人でもプラスの方向を目指している。そのことを知るだけで、人をより深く理解することができるだろう。

 

アドラー心理学」に学ぶ、対人関係で役立つ6つの視点
人間の行動を原因論で考えるのをやめる
無意識も感情も使うのは「私」という個人
トラウマは存在しない
たった一つの勇気で、人は変われる
向上心の無い人間はいない
劣等感は価値へと昇華する

 

 

人付き合いがラクになる【相手の脳タイプ】の見抜き方

話題からわかる相手の脳タイプ
今回は、相手の脳のタイプを見極めて人付き合いを楽にするための方法について紹介したいと思います。

実は、ある話題をすることで相手の脳のタイプを見極めることができて、それをあらかじめ理解しておけば、その相手と話す時にどのようなことに気をつければいいのか、どのようなところが相手の地雷ポイントになるのか、あるいは、相手の得意な仕事や苦手な仕事などについて見極めることができるということです。
そのための方法について解説させてもらいます。

 

今回参考にしている研究では、ある話題によって人間の脳のタイプを2つに分けることができるということです。
この2つのタイプはとても対照的で、どちらの脳の機能をよく使っているかということが分かると、相手と会話をしたり人付き合いをする時に余計な地雷を踏まなくて済むようになります。
いわゆる右脳タイプ左脳タイプという話が昔ありましたが、これは今は既に神話だと言われています。
それよりもちゃんと使うことができる脳タイプ診断になるかと思います。

 

そんな相手の脳タイプがわかる話題とは・・・

政治的な話題です。

 

保守派か? リベラル派か? 心をつかむ話題も得意不得意も分かれる

 

政治の話といっても、今の政治家に対してどうのこうのということではなく、物事の考え方が保守的なのか、割と柔軟なリベラル派とよく呼ばれる方なのかということで、実は脳のタイプが分かれるという興味深い内容を示してくれているのがシンシナティ大学の研究です。

この研究では105人の参加者を集めて実験を行っています。
数多くある人間の脳の機能の中でも対照的な、自分にとって余計なものを見ないようにして本質的なものに集中する能力と、新しいものに目を向けて柔軟に適応する能力があります。
余計な情報を省いて自分の集中したいことに集中する能力と、新しい情報を十分に取り入れて受け入れる能力とは真逆に位置するものです。

このどちらが強いかによって、相手と話す時に気をつけるポイントも任せる仕事も変わってくるわけです。

余計な情報に左右されず目の前のことに集中する傾向が強い人に、イノベーティブなことや新しいことをしてもらうというのは結構難しいですが、集中力を発揮して淡々とこなすことができて明確にやるべきことがはっきりしているということには適しているわけです。

一方で、柔軟に適応する必要があるようなことに対しては、周りからの情報を柔軟に受け入れて自分を変えていく能力が高い人にお願いした方がいいわけです。

これはコミュニケーションの場合も同じで、柔軟な姿勢を見せてコミュニケーションをとれば、相手が柔軟なタイプの脳を持っている場合には自分と同じタイプの人だと感じて心をつかむことができるでしょうし、保守系の人に対して柔軟な自分をアピールすると、考えの違いから距離を取られてしまったりすることもあります。
それを見極めるための参考にしてもらいたい内容です。

 

この実験では、返答抑制課題というものとキープトラップ課題という2つを行い、人間の政治的な考え方やポジションと脳の力に関係性があるのかということを調べています。
返答抑制課題というのは、モニター上にランダムに様々なオブジェクトが表示されるゲームで、その中で関係のないオブジェクトを無視しながら指定されたものだけに集中するという課題です。
自分が集中するべきもの以外のノイズになる刺激を無視しながら、自分が集中するべきものだけを拾っていくというものです。
余計な情報を無視する能力を調べるときに使われる課題です。

一方で、キープトラップ課題というのは、ターゲットが次々と変わっていく中でその時々で一番新しいものを選ばなくてはいけないという課題です。
新しいものに注目する能力を調べるときに使われる課題です。

 

脳の抑制性と更新性
これらの課題を行った後に、参加者の政治的な立場やイデオロギーについてチェックしています。
その結果分かったこととして、割と保守的で政治に対してもルールや規律などを重んじるタイプの人は、脳の抑制性というものが高かったということです。

これは余計な情報を無視して抑えて、自分が注目したいと思っている情報を拾う能力のことです。保守的な人はこの脳の抑制性が高かったということです。

一方で 、柔軟に物事に対応することや新しいことを受け入れることが得意で、政治的な立場も割と柔軟でリベラルな人は、更新性というものに優れていました。
リベラル派の人は保守的な人よりも認知的柔軟性が高かったということも分かっています。

 

要するに、政治以外の話題でも同じですが、例えば、これからの日本について等ちょっとした世間話を相手に振った時に、ルールや規律を守るべきとか、今までの状況を守るべきで変化や新しいものに抵抗するような表現が特徴的に出てくる人は、たくさんの刺激が入ってきた時に自分にとって関係のない刺激を抑えて、自分が狙っている刺激を取り入れる能力が高いわけです。

様々なノイズがある情報の中から、自分がやりたいことを選んで集中するということには長けているわけです。
保守的な人は自分にとって必要なものを選択するのが上手だということです。

 

一方で、リベラルな人はいわゆる好奇心である開放性が高く、新しいことに柔軟に適応する能力が特徴となりますので、古い情報や従来は正しいとされていた情報、これまでの常識を抑えて、新しいものに適応して変化していくことに長けています。

ですから、これを人付き合いで考えるのであれば、相手が保守的な人であれば、今までのルールや相手が変化への抵抗を相手が感じやすいということを念頭において会話しないと、相手は距離を取り離れていく可能性が高くなるわけです。

逆に、リベラルな人は好奇心が高く物事に適応する能力が高いので、むしろ今までにはないアイデアとか新しい切り口での表現を使うようにしたほうが相手の心には刺さりやすくなるわけです。

 

プレゼンでも使える!
新しい技術や新しいサービスをプレゼンするときも全く同じです。
保守的な人は新しい情報を受け入れるのが難しいので、新しさを表現するというよりも、今まで相手がしてきた仕事が楽にできるということをアピールした方が伝わりやすくなります。
逆に、それがリベラルな人に対してであれば、今まで非効率な業務や仕事があったけれど、それを全く新しい技術によってすべて無くすことができるというようなアピールをすると、好奇心を刺激されるような情報が好きなので、同じサービスでも表現を変えることにより受け入れられる可能性は変わります。

 

相手の脳のタイプを見極めてコミュニケーションを取ったりプレゼンをするようにして頂けると、人間関係も楽になりますしクロージングの精度も高くなります。
相手のポジションから、相手の脳のタイプが抑制型なのか更新型なのかということをチェックして、皆さんのコミュニケーションに役立てていただけたらと思います。

 

実践的に日常の中で相手の心を読むためのおすすめ
今回は、そんな相手の脳のタイプを見極めてコミュニケーションを楽にする方法について紹介させてもらいましたが、人と対峙する時に相手の心を読めたらいいなと考えたことがある人も多いのではないでしょうか。
今ある人間関係で会話をするときも新しい人と会うときも、相手がどんな性格なのかどんなタイプなのかということが事前に見極められたら、仲良くなりたい人と仲良くなることもできますし、やばい人であれば事前に避けることも出来るようになります。
自分とは合わない人であれば、それが最初からわかっていれば余計な時間を使わなくても済むようになります。

【悪用厳禁】嫌なやつに伝染ストレスを送りつける方法

伝染性ストレスを送りつける?!
今回はやや不穏なテーマですが、ほぼコストをかけることなく皆さんの周りにいる嫌な奴に対して、強烈なストレスを送りつける方法について紹介させてもらいます。

伝染ストレスは、それを本人が受け取るだけでなく本人の周りの人にも伝染してしまうというやばいストレスです。
もし皆さんがこの伝染するストレスを受けたとしたら、皆さんの家族や大事な人、普段一緒に働いている上司や同僚というような周りの人にもそのストレスは伝染するということがあります。
ですから、皆さん自身だけでなく皆さんの周りの人にも被害が及ぶ強烈なストレスです。
そんな強烈なストレスを嫌な奴に送りつけるための方法について今回は紹介させてもらいます。

 

ネガティブなメッセージにより強烈なストレスが!
実は、特定のメールを送ることによって相手に強烈なストレスを与えることができて、しかも、そのストレスは伝染して広がってしまう可能性があるということを示している興味深い研究があります。

イリノイ大学の研究で、167人の共稼ぎをしているカップルを集めて、最近あるものを受け取ったことがあるのか? それを受け取った時にどんな反応をしたのかというのことをチェックしています。
そのあるものとは、失礼なメール及びメッセージや DM です。
最近失礼なメッセージを受け取ったか? その失礼なメッセージに対してどのように反応したのか? ということを質問して、データを分析してみたところ恐るべき事実が確認されています。

 

ポイント1:翌週のパフォーマンスが低下する!
まず一つ目のポイントとして、一週間の間に不愉快さを感じるようなメールやメッセージを受け取る回数が増えれば増えるほど、その次の週の仕事のパフォーマンスが大きく低下していたということが分かっています。

めんどくさいメールやイラっとくるようなメールがあると思います。
送った本人は別に攻撃するつもりはなかったとしても、こちらとしては嫌な気分になるようなメールもあると思います。
ママ友の間でよくありそうなイメージもありますが、頼んでもいないのにこちらが不愉快になるような情報をわざわざ送ってくる人もいると思いますが、このようなストレスフルなメールには気をつける必要があります。

 

これは皆さんが不愉快な気分になるようなメールやメッセージを受け取る回数が今週一定以上増えたとします。
そうすると来週の仕事のパフォーマンスが大きく低下します。

 

つまり、僕たちの仕事のパフォーマンスというものは、前の週にどれくらい失礼なメッセージを受け取っていたか、不愉快になるようなストーリーが含まれたメッセージをどれくらい受け取ったかということに結構左右されているようだということが示されたわけです。

これはメールやメッセージに限らずニュースなどでも一緒です。
どうしようもない記者が書いた週刊誌のニュースやイラっとくるような不愉快なニュースがよくあると思います。
こにようなネガティブなニュースや情報に触れてしまうと、それだけでもストレスを受けて、そのせいで翌週の仕事のパフォーマンスが落ちてしまいます。

 

ネガティブな情報をブロックすることは大切です。
あらかじめそんな情報が表示されないように対策しておかないと、ネガティブな情報により知らず知らずのうちに仕事のパフォーマンスはどんどん低下してしまうことになりかねません。
これは当然、仕事のパフォーマンスに影響を与えるわけですから、自分の出世や収入にもダメージを与えてしまいます。

 

ポイント2:パートナーや家族のパフォーマンスも下げてしまう!
この不愉快のメッセージによるストレスですが、これがなんと伝染性のストレスだったということが分かっています。

 

もし皆さんが不愉快なメッセージを受け取ったり余計なネガティブな情報に触れたりすると、そのストレスは皆さんが家庭に戻った時に皆さんのパートナーや家族に伝染してしまいます。
その結果、そのパートナーや家族の翌週の仕事や勉強のパフォーマンスも大きく低下していました。

 

これはとても怖い話です。
相手に対して失礼なメッセージや不愉快さを感じるようなメールを送りつけることによって、その相手だけでなく、相手の家族の仕事や勉強のパフォーマンスまで奪い取ることができるということです。

ですから、イラっとくるようなメールや LINE を送ってくる人、わざわざそんなことを送ってこなくてもいいのに不愉快な気分にさせるようなメッセージを送ってくる人皆さんの周りにいたとしたら、それは秒でブロックした方がいいです。

それは皆さんの仕事や勉強のパフォーマンスを守るためでもありますし、皆さんの大切な人の人生を守るためにも重要なことです。
ネガティブなメッセージをシャットアウトする習慣を作っておく、あるいは、それをブロックしたりフィルタリングできるようにしておくことが重要です。

 

見てくださってありがとうございました!また有益な情報を発信していくので、是非見てください!

 

パフォーマンスを高める心理学「5つの理論とスキル」

1.マズローの五段階欲求

マズローの五段階欲求とは以下の図のように、欲求にはレベルがあり、下位の層が満たされて、上位の層を満たしていくという考え方です。

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私たちの欲求をピラミッド型で表した時、土台となるのは、生きていくために必要な睡眠や食欲、排泄や性欲などの本能的な生理的欲求です。

その上が寝る場所が確保されて安心して生活できるという安全欲求、そして仲間や友達、また家族といった他者とのつながりを持ちたいという社会的欲求、そして認められたい、尊敬されたいといった承認欲求です。

そして最後が、自分の能力や才能を存分に発揮したいという自己実現欲求と呼ばれるものです。

繰り返しになりますが、この説の大切なポイントは、低層の欲求が満たされて、初めて上の層を目指すようになるということです。

ですから、下の階層が満たされていない時に上の階層を目指そうとすると、バランスを欠いてしまい、ストレスを感じやすくなります。

自分の今を確認し、次の課題は何かを見出す時に役立ちます。またあなた以外の人にもこの階層でみると、適切な関りが見えてくる指標になります。

 

2.フロー理論

フローとは、「集中している」「没頭している」「夢中になっている」といった活動に没入している状態で、自己コントロール感や高いパフォーマンス、また活動そのものへの喜びが生じている状態のことです。

つまり質の高いモチベーションが生まれています。では、どのようにそういった状態を維持し、管理していくのか、その視点をお伝えします。

下の図を見てください。

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最初は何かに向けて取り組もうとする(A1)という領域のフロー体験が起き、しばらくすると同じ課題では退屈状態が起きます(A2)。

この時、課題を高くすることによって(A4)という領域のフロー体験をすることができます。

また(A1)から課題を高く設定し過ぎてしまうと不安領域(A3)に入り、スキル開発をしながら、(A4)の領域に入るという流れが生まれます。

このような考え方を仕事や人生に置き換え、今必要なのは、スキルの開発か、また課題の調整かという視点で、モチベーションの維持や向上に役立てることができます。

 

3.メタ認知

メタ認知のメタとは「それを越えて」という意味で、知っていることは何かがわかっている、つまり認知の認知のことで、自分の思考や行動そのものを客観的に認識することです。

例えば不安やイライラといったストレス状態にあるのであれば、以下に紹介する4つのステップで認識すると、ストレスの解放からやる気といった状態に変化させやすくなります。

これはスポーツ心理学者のジム・レーヤーらによるパフォーマンスを発揮する4つのステップです。

消極的で無気力な状態の「ローネガティブ」
緊張状態はなく、現実逃避気味な「ローポジティブ」
ヤル気はあるが、不安定でイライラした状態の「ハイネガティブ」
ヤル気があり、最高の状態を発揮する「ハイポジティブ」
つまり、緊張や不安、イライラは、「最高の状態を発揮する一つ前のステップ」だと認識することです。

こうすることで、順調なステップで進んでいる証という認識をすることができ、建設的な捉え方をしやすくなります。

 

続きはまた今度!

 

心理学とは?仕事・恋愛・人間関係に役立つ心理学「21の理論とスキル」

急ですが、心理学とは、人の心を解明する科学です。

 

認知心理学」「学習心理学」「産業心理学」と、その種類は豊富で、何を学べばいいかわからず、その恩恵を手に入れていない人が多くいらっしゃいます。

 

心理学とは何か
なぜ心理学を学ぶと仕事や人生がうまくいくのか
どんな具体的な効果があるのか
悩みを解決し目標を実現する具体的な理論やスキル21選
心理学に関する資格やオススメ書籍

 

学問なので少し難しく感じられる方もいるかもしれませんが、実際に心理学を学び活用されて、

「職場でストレスを感じる人間関係の改善」「プレゼンやセールスに必要な説得力や影響力の発揮」、または「やりがいのある仕事を手にし収入を増やした!」「素敵なパートナーとめぐり会えた!」という方を何人も見てきました。

 

心理学の理論とは?人生を変える心理学「21の理論とスキル」

 

人間関係で使える心理学「5つの理論とスキル」

 

1.類似性の法則
類似性の法則とは、好意を持つ人や協力し合う人は、似ている、また似た体験を持っているというものです。

類似の項目は、言語や非言語、またキャリアや出身校や出身地といった経験などが含まれます。

実践心理学NLPでは、相手とコミュニケーションを取る際に、「相手が使う言葉/声の調子/仕草」などに合わせることで、警戒心が解け、安心や親近感を感じてもらい、信頼関係を築きやすくなる手法があります。

 

2.返報性の法則
返報性の法則とは、人は何かをしてもらったら、何か「お返し」をしたくなるという心理を法則化したものです。

例えば、食品売り場の試食、お中元やお歳暮、また誕生日のプレゼントなど、人から何かをしてもらった時のお礼などの反応が一つの例です。

マーケティング手法でも取り上げられますが、人間関係では、「与えることから始めること」を意識することで、あなたの存在価値はもちろん、影響力も自ずと高まるというふうにも考えられます。

 

3.単純接触効果
単純接触効果とは、何度も繰り返し会っていると相手の警戒心がとれ、好意や安心といった、よい印象が生まれてくるというものです。

例えば、3時間の話し合いを一回で済ませるよりは、1時間の打ち合わせを3回したほうがいいというものです。デートで言えば、同じ時間でも日を変えて、会う回数を増やしていった方がいいというものです。

営業成績がいいセールスの特徴が「マメであること」と言われますが、心理学ではこの効果が生まれていると考えられます。別名で「熟知性の法則」とも呼ばれています。

 

4.メラビアンの法則
メラビアンの法則とは、コミュニケーションにおけるあなたの印象を言葉使い、声の調子、表情も含むボディランゲージの影響度合いを示したもので、以下の比率になっています。

言葉遣い 7%
声の調子 38%
表情も含むボディランゲージ 55%
つまり、何を話すかより、「どう話すか」が重要だということです。

伝えたいことを伝えたいように伝えるのではなく、伝えたいことを伝わるように伝える。

その時に意識を向けたいのが、「声の調子」と「表情も含むボディランゲージ」になるということです。

 

5.自己開示
これは名前の通り、自己を開示するということです。

自分をオープンにしていけば、相手はあなたのことを知ることができるので、あなたに対する警戒心をとき、安心感を手にすることができます。

現実的な使い方としては、自慢を開示するより、笑える失敗を開示すると、相手の警戒心をとり、安心感や親近感を持ってもらうのに効果的です。

慣れてくると、あなた自身がラクに自然体で、相手との心理的な距離を近づけることができるようになります。

 

続きは明日紹介します!有益な情報になっているので楽しみにしていてください!😀

 

 

 

 

 

心理学テクニックの使い方!

心理学テクニックには大きく分けて5つの使用目的があります。その中から今日は2つ紹介します。

今から一つ一つ説明していきます。

 

1.相手の気持ちを理解する

・相手の気持ちを理解するのは、「観察法」を多くの方が使ってます。

表情以外にも「相手の視線」、「声のトーン」「手の位置」などしっかりとポイントを抑えて観察すると良いですね。

また、相槌を打って共感を高める事で相手の気持ちを引き出そうとする人もいます。

「相槌」をうつ人には共感を抱くと共に、もっと話したいという気持ちにさせる為には、大袈裟に「それ分かる!」と共感を強く示す方が効果的なのかもです。

 

2.相手をコントロールする

・相手の条件を一旦受け入れる

・賛同から入り、提案する

・2つの話から、1つが優先される話にする

 

相手の意見を「そうですね!」と肯定したあとで、「だけど…」の後に自分の意見を話してみる。「YES・BUT法」というテクニックが使われています。相手から見れば、最初は「YES」と自分の意見を肯定されたので好感を持ちます。その上で、「BUT」として挙げた意見なので好意的に受け止めやすくなると言われてるんです。

仕事で何か無理なお願いをする時に使えそうなテクニックですね。

それ以外にYES・NOの二者択一の質問だったり、相手の回答を限定して「誘導」するテクニックが使われています。

回答の範囲を絞るには「誘導」のテクニックが使われていますが、相手も気付きやすいので使い方が難しい誘導テクニックですね。

 

今日は短かったですがここまでです。明日残りの心理学テクニックを3つ紹介しますので気になる方は実践できる話しになっているのでチェックしてみてください!

 

〔note〕

https://note.com/chiita4649